青葉萌える地発北海道行き

マクドナルドで朝食を食べて10時にホテルを出た。日系2世の人が僕がもうそろそろ日本に帰るのでMontereyという港町に寄って少しでもアメリカを見てもらおうと提案し、そちらによってロスに帰ることになった。非常に嬉しい提案だった。

フリーウェイをしばらく走り、休憩のためにガソリンスタンドに寄ると偶然なのか支倉常長が立ち寄った場所に出くわした、といっても墓地だったが。

辺りにそれを示すものはなかったけれど、日系2世の人は支倉常長のことについて以前調べたことがあるようなので、それなりに確かだと思う。
再びフリーウェイに戻り、13:00にMontereyに到着。日系2世の人の子供が退屈していたので、まずは公園で少し遊んだ後昼食をとることになった。子供たちが遊んでいる間、公園を一回りしてふと気づいたのがブランコ。日本のブランコは板に座ったり、立ったりするけれど、アメリカのブランコはオムツのような感じになっていてしっかりと体が固定される分、立ちこぎは出来ないようになっている。

多分、アメリカの場合だと事故が起こると訴訟などで大変だろうから、このようなブランコになっているんだろう。公園で子供たちが遊んだ後は、近くのレストランでクラムチャウダーを食べ、再びL.A.を目指した。
L.A.へのルートとして太平洋岸沿いを走る1号線を選んだ。しかし、これが間違いだった。選んだときはフリーウェイだと思っていたのだが、実際は一般道。そして、アメリカではトンネルを作らないため、見事なまでに海岸線に沿ってカーブが続く。景色はいいのだが、明日が月曜日なので少しでも早く帰りたい状況では景色を楽しむ余裕はない。とはいえ、引き返してフリーウェイにのるには走りすぎてしまっていた。そして夜5時に海岸沿いから内陸に入り、夜6時にフリーウェイに合流。実に3時間も絶景を体験した。僕にとってはMontereyよりもアメリカを見たという感じだ。写真を撮りたかったんだけど、運転している友達がしんどそうだったので、遠慮した。
その後は途中で夕食をとり、ひたすらL.A.に向けてフリーウェイを走り続けた。途中色々と話をしたがそのどれもが大して記憶に残っていない所が、しんどさを物語っている。そして、着いたのは日が変わって夜の1時。運転した友達も僕もクタクタだった。

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